生きたいのか死にたいのか分からない。結末を見ても分からない。
赤の他人を巻き込む自殺。若者に説教して自分を殺してくれと頼むがドン引きされる。それゃあそうだろう。自殺する正当性を自分で確かめているように感じる。
しかし、その後お爺さんには逆に自殺を止めるよう説教される始末。お爺さんはめっちゃ動物殺しているけど。
そしてラストの大きな場面転換は頭が真っ白になった。最後まで意味が分からない。
自殺をするのは勝手で不幸な人は不幸を撒き散らす、っていうのは納得。ただ言っている本人が現世を彷徨っているように見える。会話シーンは車の助手席に赤の他人を乗せて画面切り替えを多くして2人の心情が読み取れる。決して後部座席には乗せない。間に綺麗な夕焼けや夜景、空を飛ぶ鳥たちを写し現実世界の美しさを作り上げている。暗転しても雨、雷、鳥の鳴き声がなり続ける。