人生の良さとか、人生を生き抜いて行こうというよりも、信念を貫いたり助け合ったり、人生の良さを熱弁できる人間自体に主人公は魅力を感じていっていた気がする。
ニ人称視点の多用によって、人と人という単位…
これもロードムービー。彼は常に本質的な何かを画面に切り取る。そこから伝わる温かみのある情感を享受して、自分の中で何かを考える。でも自分は日本人だから、同時代のイランの人たちに向けられた本質的な何かを…
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ロケーションは抜群によい
荒廃した街も湿度のない風景も
そこで生きている人たちも
生々しく映っていた
夕景が美しすぎた
驚くほど物語が展開しなくて
やはり困惑した笑
夜のシーンはほぼノーライト…
見たいリストから。
ジグザグ道三部作しか見たことがないけれど、キアロスタミの撮る反復はとても魅力的だと感じる。終わり方もいくつかある選択肢のうちの一つからこれを選んだのかなと思い納得した。
キャスト…
男の気が徐々に変化していくことはもちろんこの映画の軸としてあるが、この軸を自立させているのは映画の大半を占める車内や同じ道や似ている景色を何度も描写するところだろうか。
そしてエンドロール前に映る…
この男は、本当に死にたいなんて思ってない。
本当に死にたい人は、誰にも何も言わずに消えるから。
絶望、何ともならない虚しさを、誰かと共有したかった、知ってほしかったのかな。その割には自分の話しないけ…
年配の人の話には必ず一理がある…。
いろんな経験を経てきたからこそ話せることがある。
年配の人の経験は、若い人にとって、まだ知り得ないことに対する手助けになるものだ。
しかし、何故か?は分からない…
「自然には四季があるが
四季それぞれで違った果物がとれる
夏には夏の果物 秋には秋の果物
冬には冬の果物 春には春の果物
この世のどんな母親もそれほど果物を揃えられない
どんなに子供を愛する母親も神…
(C)1997 Abbas Kiarostami