第50回パルムドール受賞作です。
監督は巨匠アッバス・キアロスタミです。
98分と短いながらも、自殺願望のある男の人生のほんの数時間を切り取り、様々な人物との邂逅を描いています。衝撃のラストに目が…
私がお金に困ってたらこのうまい話に乗ってしまうな、貧しいだけで倫理観はしっかりしてるんだな、私の心はとても貧しいのかもしれない…と反省したのと。
決して短くない人生で甘いことも酸っぱいことも苦いこ…
運転するバディを真横からとらえたショット(水平移動する車窓の景色)と、たまに挿入される鳥や山の法面をすべり落ちる少年、土埃を舞上げ走る車、の遠景のショットとの緩急がかっこいい
入れ替わり立ち替わり他…
正直退屈に感じる人もいると思う。自分も観ている時は退屈に感じていたと思う。でも、観終わった後は、凄くいい映画だったなと思わされた。
自殺を考える人への対応が凄く良かった。老人の言葉がこの映画での一…
昔キネマ旬報のベスト10入りしていたのでレンタルビデオで借りて見て以来の視聴。シュールなお笑いにもできそうな設定と、イランの緑の殆どない砂埃の道を走る映像が印象に残っている映画でした。2回目視聴する…
>>続きを読むほとんど風景は変わらず、埃っぽい国で、ゆらゆらゆったり進んでいくのに、どうなるんだろうとわくわくが止まらなかった。クスッとするシーンもあって、なぜかほっこりあったかい気持ちになった。穴の中から見上げ…
>>続きを読む(C)1997 Abbas Kiarostami