カラー、ビスタサイズ。
イランが舞台。車を運転しながら、男が人を物色している。話を持ち掛けるが、中々上手くいかない。車に同乗して「依頼」を聞いたのは、クルド人、アフガニスタン人、トルコ系となり、ペル…
イランの乾き切った砂地と最後に降った雨。
答えを出さないところが救いだった。
答えを出されていたら私はこの映画の生死観を疑っていただろうな。
景色や空気感、自然な役者さんたちが素晴らしかった。
…
生きることの素晴らしさや尊さを肯定して称えることをテーマにした作品は全然嫌いじゃないのだけれど
その素晴らしさを見つける元気も気力も消滅した人間は、物語にもならず淘汰される(死を選ぶ)のだという想い…
ちょっとラストの表現が自分にはイマイチだったかな
剥製師の老人に明日の朝、肩を2回叩いてくれとお願いしにいった
いままで死ぬことしか考えてなかった主人公だったが老人の「桑の実食ったらうまかった」と…
桜桃とはさくらんぼのことなので、この映画のタイトルが『桑の実の味』ではないことがまずイケてる。
「ほぼ土と埃」でできた場所と車の中を行き来するだけなのに、こんなにもずっと見ていられる映像に仕上がって…
(C)1997 Abbas Kiarostami