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クワイエット・プレイスのyaaaのレビュー・感想・評価

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)
4.0
この映画で一番驚くのは、監督兼お父さん役の髭もじゃさんとエミリー・ブラントさんが実際の夫婦なところ。
お父さんの為に画的に一肌脱ぐみたいなのは無いけれど、立派に内助の功・あげまんをしてらっしゃるのは感動的。
エミリー・ブラントさんが出てなければトリッキーな変種のゾンビ物として広く観られず埋もれていたと思う。
エミリーさんに頼りきりばかりでなく旦那さんも結構、策士なところはある。モンスターVS家族の攻防だけに終始するのではなく、頑張るお父さんを軸に(結構おいしいところばっかり持っていくやないか)声上げる者は抹殺な意味深なところや、ガンファイトの無い西部劇みたいな「生存」することに向き合う本来の家族の有り様みたいなところで土台の安定感を出している。ジャンル好きからしたら「生ぬるい」がそうゆうところが多くの人々に観てもらえたところもあるかと思う。事実、旦那さんは勝利して続編を勝ち取るわけだから。
けれど本当にホラー映画的なところはあんまり興味ないんやなと透けて見える。妊婦さんが出てこの内容ならば出産シーンは一番の見せ場だしハラハラドキドキMAXなところなのに、あの処理とは。ある意味賢いかもしれませんけど、なんか誤魔化されたという感触はある。
モンスターのデザインがよくある感じなのだが、アメリカ人にとっては怖い感じなのか。
音を出してはいけない芝居は「顔芸」大会みたいなところは笑う。

続編の「キリアン・マーフィ」!
予算の増えたパンデミック物みたいで展開読めそうだが「キリアン・マーフィ」で引っ掻き回して欲しい。 
yaaa

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