たまたま同じカフェにいた孤独なふたりが、ほんの数時間だけお互いの孤独を埋める話。フェリシティ・ジョーンズとクリストファー・エクルストン。
何度も目が合い、フェリシティから彼に近付いていく。「新聞で読んだ。男女のキスは唾液で生殖能力を判断するそうよ」初対面の男にこんなこと言うフェリシティちゃん…。
ここから、「映画好き」「誰だって好きだ」「じゃあ私の部屋でポルノ撮ろう」…。
美しさとミステリアスな彼女につられてやってくるエクルストン。
普通に見るとコメディっぽいが、うまい背景で美しい作品に仕上がっている。どんなことを想っているのか、あまり口に出さないふたりだけれど、これが心地よい。
たった１２分。人の変わった生活を覗いた気がして、面白い。
