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四月の永い夢のouch128のネタバレレビュー・内容・結末

四月の永い夢(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2019.05.11

こういう何もおこらないミニマルな作品が好きだと改めて感じた作品。主人公だけはあまり感情の起伏が無い人物で、本当に淡々とじっくり進む。朝倉あきって全然知らなかったけど、声とか凄く良かったな。

終盤の亡くなった恋人の実家でのワンシーンで、「人生とは獲得していくことではなく失っていくこと。色々なものを失っていくその過程の中で、本当の自分を発見していくしかない」みたいな台詞があって、思わずグッときた。確かに人生って、お金やら家族やら仕事やら、何かを得ていくものだと思っていたけれど、必ずしもそれが全てではない。この主人公のように、失ってから進むことができる場合もある。
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