No.3748
ガーフィールドは私も大好きだし、いつも楽しみにしているし、今回の役もかなりの難役で、見るべきところは多かった。
しかし!! それと、物語の出来は別である。
私自身、足に障害があり、幼少時は何度も手術をし、入院をした。
そういう身からすると、この映画で一つだけ許せないことがある。
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ロビン(ガーフィールド)と、ダイアナ(クレア・フォイ)夫婦、特にダイアナの方が「医師・看護師など医療関係者を敵視」していることである。
ロビンは、別に医師・看護師から不当な扱いを受けていたり、虐待されていたり、差別されていたわけではない。
このまま病院にいたら、ろくな手当も受けられず、死の危険に直面する可能性すらある、というわけでもない。見たところ、医師も看護師も一生懸命ロビンをケアしているように見える。
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それなのに、ロビンの「こんなところは監獄みたいで嫌だから出て行きたい」という理由だけで、
ダイアナは強行的にロビンを連れ帰る。
しかもこのとき、2人は医療関係者に、それまでの治療やケアについて、一切謝意を表していない。
「これまでは本当にいろいろ手術、治療、ケア等していただきありがとうございました。しかし、これからは、ロビンの意志を尊重して、勝手ながら連れ帰ります」
というのならまだわかる。
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ところが、マジで2人は、医療関係者になんの謝意も挨拶もせず、「こんなところにいてたまるか」といった感じで、出て行くのである。
「は??? ロビンの一命は誰が取り留めてくれたの??
あなたたちが一緒に持ち帰った人工呼吸器は、そもそも誰が設置してくれたの??
誰が今までロビンの衛生管理をしてくれてたの??
医療関係者を舐めるな!!!!!!」
と、はらわたが煮えくり返った。