ブレス しあわせの呼吸の作品情報・感想・評価・動画配信

ブレス しあわせの呼吸2017年製作の映画)

Breathe

上映日:2018年09月07日

製作国:

上映時間:118分

ジャンル:

3.9

あらすじ

「ブレス しあわせの呼吸」に投稿された感想・評価

フライ

フライの感想・評価

4.2
ポリオによる全身麻痺により人工呼吸器が必要な重度障害者男性の実話
鑑賞前迄はかなり重い内容なのかと少し覚悟しながら見始めたが、想像以上に素敵すぎる内容に、ラストの悲しいシーンですら清々しさを覚え、心から観て良かったと思える作品だった。

アンドリュー・ガーフィールドが演じるスポーツ万能なロビンは、自身の参加するクリケットの試合を見に来ていたクレア・フォイが演じる美しいダイアナに、一目惚れする。周囲から高嶺の花だからと言われる中、クリケットでアピールし見事彼女のハートを射止める。
ロビンはケニアでの事業を決心。ダイアナに結婚して一緒にアフリカへ来て欲しいと告げるが、周囲は反対するも、運命だからと結婚を決意。
1958年ロビンの事業にも同行するダイアナは、幸せの絶頂の中妊娠し、二人は歓喜。
1959年ナイロビのイギリス大使館で仲間コリンとテニスに興じるロビンは、彼に初めて負ける。異常に疲労し、転倒するロビンを見て心配するダイアナを他所に、楽観視するロビン。その夜ロビンは体調不良を訴え病院に担ぎ込まれ、心配するダイアナに告げられたのは、ポリオ感染による全身麻痺と人工呼吸器が無いと生きられない上、余命も僅かであると言う事。周囲の悲観的な意見の中ダイアナは、ロビンと共に出産後イギリスへ帰国する事を決意する。
出産し子供を抱き喜ぶダイアナだが、ロビンの表情は全く晴れなかった。
1960年ダイアナは、子供と一緒に荷物の様に運ばれるロビンと共にイギリスに帰国。病院で何時死ぬか分からない状況で入院生活を続けるロビンは、死を口にする事も。周囲も悲観的な意見を述べる中、ダイアナのロビンへの思いは変わらず、世界でも例のない全身麻痺で人工呼吸器を要するロビンの自宅療養を決意するのだが。

現在であれば自宅療養が可能なのは当たり前だが、この時代は設備やインフラが不安定で未発達な上、今では便利なありとあらゆる物が無かった状況での決断は想像も出来ない恐怖があっだろうと観ていて怖くなった。それを乗り越えるだけのロビンへの愛だけでは考えにくい、何か別の強い結び付き感じるダイアナや友人、身内の献身的な行動には感動も。何よりダイアナの前向き過ぎる行動や発想は、美徳として捉えるだけでは余りにも軽く感じるだけに、裏に隠された辛さや苦悩は想像を絶するものがあっただろうなと考えてしまった。
ストーリー展開も素敵で、序盤こそは涙も出そうな悲劇的な内容なのだが、中盤以降は寧ろ前向きな姿と、悲惨な状況すら笑い飛ばすシーンに、気持ちよさや微笑ましさを感じた。ラストは観ていて辛いが、清々しさも。

本作の素晴らしさは、なんと言ってもアンドリュー・ガーフィールドの迫真の演技は元より、妻ダイアナを演じたクレア・フォイに感情を揺さぶられる圧倒的な演技にあったかと。美しさの中に、苦悩や辛さ、やつれが見えつつも、それをおくびにも出さない強く献身的な妻の演技に色々な感情が湧いて来た。

本作の中には素敵な台詞が沢山散りばめられているので、それだけでも見る価値あり!当然色々な演出が加えられているとは思うが、現代社会において身障者が身近にいるのは当たり前の時代。そんな当たり前の時代だからこそ、この作品を見て何かを感じ取る事が大切なのではないかと思えた。
yumiko

yumikoの感想・評価

4.2
1959年、イギリス。 28歳でポリオにより、人工呼吸装置なしでは生きられなくなってしまったロビン(アンドリュー・ガーフィールド)と家族のお話。実話。

愛する妻との間に子供ができたばかり、ロビンは「死にたい」言っていたが、妻のダイアナ(クレア・フォイ)は病院を出たいというロビンの願いを叶え、彼を自宅に連れ戻すのだった。

家を整え(素敵な家!)、人工呼吸装置をベッドサイドに置き、ロビンを迎える。友人やダイアナの双子の兄(トム・ホランダー1人2役!)などが、工夫を凝らし乗り越える。

車椅子を開発した。庭に出られる!車を改造。旅行にだって行ける!何と海外旅行にまで行っちゃう。途中人工呼吸装置が壊れてしまったスペインの街に住む人々。修理できるテディを待つ間、お祭りしちゃう。素敵すぎじゃないですか。

献身的に夫を支える妻は、もう、もちろんなんだけど、夫婦の明るく幸せな毎日が、辛さを微塵も感じさせない。

やがてロビンの肺はボロボロになり、決心する死。お別れのパーティを開くなんて…涙が溢れます。でもみんな楽しそう。さよならが言えるって、なんかすごい。

成長した息子ジョナサンを演じたのは、GoTのトメン(ディーン・チャールズ・チャップマン)だった〜。ふふふ。ジョナサンはこの映画のプロデューサーを務めたのね。えっ。「ブリジット・ジョーンズの日記」「エリザベス」などを手がけた人なんだ!おおっ。

あとね、景色がいちいち素敵だった。イギリスもそうだけど、アフリカ、スペイン…
ダイアナがロビンに妊娠を知らせるナイロビのシーンが特に素敵だった。

ロビンたちの功績がたくさんの重度の障害を持つ人たちの人生に影響したと思うと、胸が熱くなりました。
NAO

NAOの感想・評価

3.5
若くして全身麻痺となり余命宣告を受けた夫とその夫を献身的に支える妻。
死と隣り合わせの夫の希望で病院から家に帰り、必死で支え続ける妻の姿は美しいなあと思いました。
実話だそうですが、この映画の内容以上に辛いものがあったんだろうなと思います。
SRLF

SRLFの感想・評価

4.1
実話がベースの感動と驚きの作品。
ものすごい苦難のなか、多くの障害を乗り越えてあれだけの人生を生き抜く夫婦の様は本当に素敵だし、驚きでたくさん。周囲の人の支えがあったのは勿論だけれども、思い付きや小さな気づきなどからガジェットを強化し、不可能にも思えることを成し遂げた。本当にスゴい。
このような物語だと「従順で献身的に病気の夫を支える妻」のような描かれ方も多いけれども、本作では多くの犠牲を払い献身的に病気の夫を支えつつも、それを義務のように感じるわけではなく、「自分がこの人と一緒にいたい」という気持ちに突き動かされて行動するダイアナの姿に強さを感じた。
ちぇん

ちぇんの感想・評価

4.0
ジョナサンが制作にあたる。

冒頭のアンドリュー・ガーフィールドが格好良すぎた。

車椅子生活になってから、声色を変えて演技していたのがリアルだった。

ロビンも強いんだけど、周りの人たちも強い。最期は特にみんな強い。
保守系が推進しそうな献身愛

何があっても旦那を支えようとする奥さんの献身愛に切なくなります。収入どうしたんだろ?って疑問は考えないでおこう。
V

Vの感想・評価

3.9

「あなたの命は私の命よ」というセリフにすごく重みを感じた 愛の力はすごい

大変な状態だけどそれを感じさせない人生の楽しみ方をしている!特にスペインのシーンが好きだな〜〜〜
A

Aの感想・評価

3.6
元乳母さん?ばあやさん?が愛の名のもとに搾取されてるようにやっぱり思っちゃうかなー 女のケア労働は搾取されやすいから 自主的なものでもうーん 公助が大事 ポリオになったのダイアナだったら、こんなに支えてくれたのかな?とか二人がもっと貧しかったらどうだったのかなとか考えるなど
lui

luiの感想・評価

3.9
★障害をかかえたとき、自分らしく生きるという選択★

いい映画でした。
悲しくて泣き、主人公ロビンの心境の変化に泣き、妻ダイアナの強さに泣き、周りのあたたかさに泣きました。

全身麻痺になり、生きる希望をなくした主人公ロビンが、妻に勇気づけられまた生きようと思ってからのエナジーが素晴らしい。
元々アフリカを飛び回ったりと探究心が強く、周りに人が多かった彼だからこそ成し遂げられた生き方なのかなあと思いました。

献身的に夫を支え続ける妻ダイアナも素晴らしいし、
実の息子が制作をしているというエピソードもうるっときました。

悲しいだけではない、懸命に生きた一人の男性と、それを支えた人たちの姿に心打たれる映画です。
ぶん

ぶんの感想・評価

3.7
そう言えば子どもが産まれて最初にしたワクチンがポリオの生ワクチンだったなぁー
口から入れるタイプとは言えまだ3ヶ月の乳児にワクチンなんて大丈夫なんだろうかと思っていたけど、その防ぐべき病気が小児麻痺なんだから、恐ろしい。
それが大人の主人公ロビンがこんな風に患ってしまうなんて、またまた恐ろしい。

ということで、主人公ロビンはナイロビでポリオに感染、全身麻痺の障害を負います。その後の葛藤。家族や友人の支えで前向きに明るく生きる姿の感動作です。
奥さんの愛はさることながら息子も素直でいい子、義兄達も理解あって、友人も協力的。こんな中で前向きになれない訳がないけど、やっぱり首から下が全く動かない状態で卑屈にならず明るく出来るのは凄いと思いました。
ただちょっときれい過ぎる内容。時折思うのは金銭的な事、息子の反抗期の存在は?とか無粋な事を考えてしまったのは事実。
プロデューサー目線の両親の実話なのできっとこんな風に映っていたのでしょう。
でも障害者の尊厳に対するテーマは良かったです。それだけを大きく取り上げてもよかったと思ったぐらいでした。
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