日本でも町中で車イスを普通に見かけるようになったが、そもそもこれを発明した人がいた、ということを考えたことはなかった。また、同時に移動式の人工呼吸器を装備してしまうとは、驚きであった。そうした障害者福祉の先駆的業績もさることながら、それに先んじてあったのは苦難の中でも生きようとする意志であり、それを支えた夫婦愛がユーモアも交えて描かれ魅力的な作品になっている。
しかし、ラストは釈然としないものがあった。これをどう考えればいいのか？それを考えたくてプログラムも珍しく買ったが、答えは得られなかった。
