難病ポリオ感染による全身麻痺を患いながら人生を全うする男の実話をもとに制作された映画。
主人公をアメイジングスパイダーマンでピーターパーカーを演じていたアンドリュー・ガーフィールドが演じていたのが印象的です。
椅子にタイヤをつけて走らせることで(今で言う車椅子)、人工呼吸器をつけながら外に出られる、という、
今では当たり前のように行われていることが、この当時で最初にこれを実行することには相当の覚悟が必要だったんだと思い知らされます。
今の医療体制や器具はどれだけ発達しているか、この時代から考えたら想像もつかない未来だったんだろうなと感じました。
この映画では、
みている私たちが心のどこかで冷たくあしらってしまいそうな表情を見せる患者さん(主人公)の姿が何度かでてくるのですが、
そんな気持ちになってしまった私は、この映画ででてくるその辺の他人と同じだなと反省しました。
感動よりも自身を試されているような感覚にさせる現実的な映画です。