フジコ・ヘミングの生い立ちや生活のドキュメンタリー。
とにかくかっこ良くて、お洒落で、佇まいのオーラがすごい。
この人が描く絵が好きで、今まで絵ばっかり見てたけど、本業のピアニストのことを知れて良かった。無国籍時代や、あまり耳が聴こえないこと、弟である大月ウルフとのツーショットなど。
ピアノクラシック、ほとんど知らないけど、この人のラ・カンパネラは染みる！「リストを弾くために生まれてきたピアニスト」と言われる所以が解る。ミスタッチなんて大した問題ではない。技術より大事なものがある。
個人的にはハンガリー狂詩曲第2番(桐かおる入場曲)を聴くとグッとくる。
映画としてはもう少し掘り下げる余地があったような気がするが。
