Monsieurおむすび

トップガン マーヴェリックのMonsieurおむすびのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

開始0秒、前腕から頭のてっぺんに向かって鳥肌と電気が走った。

あの頃のまま破天荒な天才パイロットで、あの頃より仲間想いのマーヴェリックと、「トップガン」に情熱を絶やさなかったトム・クルーズが不可能に挑んだ最高の続編。
映画で得れる興奮を超えたコックピットにいる紛れもない体感と熱。
本当にずっと最高だった。
これはオリジナルを超える続編のなかで、歴代最高作品ではなかろうか?

前作では撮影の為に実機を飛ばしていたが、今回は役者を載せて飛ばすこだわりっぷり。
表情や息遣い、そして空が本物だからそこから伝わるものは迫力なんてもんじゃない。本当に一緒に搭乗してる感覚になってくる。

前作を観ている人なら、それだけで興奮したり胸に沁みる場面がたくさんあるのも嬉しい。だからといって焼き増しや懐古主義に走らず、現代のアップデートされた価値観と技術、時の流れだけが齎す熟成が物語にしっかりとあり、安易な続編を作らせない為にトムが製作権利を買い取った決意の表れが全編からひしひしと伝わる。
いち映画ファンとしてトム・クルーズという映画人に敬礼したい。


公開されたら必ずIMAXで観る。
Monsieurおむすび

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