ジェットの轟音、大画面を音速で流れゆく景色、操縦桿を握るコックピットの緊張感。
全てが映画的。全てがIMAX仕様。
前作未見ながら十分に楽しめた。
物語は超々々王道展開でガッチリ固められ、これ以上無いほどの安定感。
本作の主人公は単なる超人ではない。
老いる。尻込みする。苦悩する。
それでも彼を愛する人々と本音でぶつかり合い、互いに抱き合い、支え合う。
その物語にトムクルーズの人生と映画界の命運を重ねて胸が熱くなったのは私だけではないはず。
「いつか有人飛行機は無くなるかもしれないが、今はまだ飛べる」
世界はまだ映画を求めている。
鍛えろ。抗え。その命尽きるまでは。