kohei

トップガン マーヴェリックのkoheiのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

結論から言うと大傑作でした。
IMAXで観ないと後々後悔しますよ。

続編って難しいよね。あれはもうちょっとこうして欲しかった…前作の方が…新しい要素が…だの言われてきた作品はごまんとある。
本作は前作へのリスペクト、懐かしさ、パロディ、新規性、続編に求められる全ての要素が完璧だった。

前作でのマーヴェリックが抱いた感情、想い、仲間との関係性が今回のメンバーに投影されていた。

任務中に亡くなった父親に対する、どこか心に穴が空いたような喪失感。
そして、相棒グースを失くした苦悩。
これらはグースの息子であるルースターに投影されていた。
また、良きライバルであったアイスマンとの関係性はルースターとハングマンに。

最後、帰還した時のマーヴェリックとルースターのハグ。マーヴェリックとしては本来前作の任務でグースとするはずだった、それを自らの手で失ってしまったことに対する長年の苦悩、息子ルースターに対する自責の念それらが昇華されていく瞬間だった。
ルースターとしては、不慮の事故であったとはいえ、父親が亡くなってしまった原因であったマーヴェリックに対するぶつけようのない怒りが昇華され、最上級の信頼を表していた。(その前にも、考えるな、行動しろと言われていたことを実践し、マーヴェリックを助けに行ったことからも、信頼をし始めていることがよく分かる)

 
あと、なんと言ってもこの映画の素晴らしさは映像クオリティの高さ。
多くは語らないが、とにかく鳥肌立ち過ぎた、震えた。
特に任務から降ろされた後の、俺を見とけ、作戦は実現可能なんだと背中で見せる飛行のシーンが好きだった。

正直、自分は公開に合わせて前作を観たたちの人間だが、これだけ興奮したんだから、リアルタイムで前作を観ていた人はさぞかし幸せな時間だったろう。


最後に大事なことだからもう一回。
絶対劇場で、IMAXで。
kohei

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