大西辰明

トップガン マーヴェリックの大西辰明のレビュー・感想・評価

4.5
一作目のセルフオマージュ的な作品として
物凄いクオリティーだった

初っ端の皆さんご存知テーマ曲デンジャーゾーンとdolby atmos(劇場で観る人は絶対推奨)で鳴り響く轟音のF-18の発進音を聴くと
自分はまさにトップガンを観に来たんだと
心が揺さぶられた

そういったファンサ的演出もありつつ、
ハリウッドで80年代にトップガンで一世を風靡し、その後アクション映画界のスターとして君臨してきたが、
加齢と共にオワコン化しつつあるという見方もあるトムクルーズ本人の役者としての立ち位置と、
トップガンとして数々の武功を立てるが、無人兵器の台頭や戦闘機同士の空中線自体が少なくなってきた現代戦争において、
必要性を問われている戦闘機パイロットの英雄、主人公マーヴェリックがシンクロした様な脚本が観ていてとても感情移入できて、昨今よくあるリブート映画とは一線をかくしたエンターテイメント大作として仕上がっていると思った。

また、ハリウッド大作ならではのケレン味もいい意味でかなりあり、中盤のビーチアメフトシーンでは爆笑できてトップガンならではのコテコテ青春演出もまた良し

実際に役者が戦闘機を乗りこなして撮影しているシーンもあり、空中線の臨場感が半端ない
とくに空母から離陸するシーンで物凄いスピードでキャノピーから見える後ろの背景が遠くなっていくところがすごかった。

とにかく良いところあげたらキリがない映画だった。音の臨場感がとにかくスゴいので絶対劇場で見た方がいいです
大西辰明

大西辰明