変に難しいこと考えずに、デカい画面の中で観てる方が起きて欲しいと思ってることが次々に起きて「映画ってこれでいいんだよな」ってさせてくれる良い続編。
ビーチで若い衆に混じって半裸でアメフト出来る59歳はトム・クルーズしかいないと思う。
正直、個人的にそこまで前作に思い入れがある訳ではないので、入り込めるか若干身構えてたけど無用な心配だった。
前作があるからこそのオマージュや拡張性は勿論あるけれど、大枠はヤバいミッションがある→乗り越えるために特訓→本番っていう直球のスポ根なので、前作ファン以外を突き放してないのがお見事。
当たり前だけど戦闘シーンは格段に進化してて、実際に操縦してるイカれた演出でしか感じられない緊張感と格好良さがある。
コックピットがクリアーになってるから前作より閉塞感が無いし戦闘が見やすい。
敵の正体をあえて曖昧なものにしてるのも功を奏してる。
政治問題や社会性が介入してこない分、マーヴェリックと候補生の関係や、マーヴェリック自身の過去の清算によりフォーカスされて、純粋に人間ドラマもしても楽しめた。
あと、30年の空白期間を回想シーンに頼らず、台詞から情報を小出しして想像させてくれる隙をくれるのも良かった。
マーヴェリックが未だに独身で大佐止まりなのも「あぁ、何かわかる」ってなるし。
