Katsuya55

トップガン マーヴェリックのKatsuya55のネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

映画を見るタイミングはとても重要なことである。
小さな子供がニ人いる三十代の自分にとって、トップガンの時代は過ぎて、今作の時代はまだ遠い。

マーヴェリックは相変わらずで、凄腕だけど型破りすぎて、出世街道を駆け上がるという感じでは無く、生涯パイロットの不良中年。
昔亡くした友人の子に目の敵にされているが、それには色々な感情が交差している。
色々な人に支えられながら、ぶつかりながら生きている。

彼を囲む人々は、良くも悪くも彼が生きてきた証。全ての自分の選択(過去)が今の自分を作っている。
彼は自分の職業を極め、そしてたくさんの親友(あるいは戦友、そしてパートナー)に囲まれている。
今の自分はどうだろうか、色々甘えてはいないだろうか。

きちんと生きねばと思う。

前作と合わせて一人の男の一生を体感したような衝撃。
狭間の自分。
背筋が伸びる素晴らしい映画だった。
Katsuya55

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