AmiHaru

トップガン マーヴェリックのAmiHaruのレビュー・感想・評価

5.0
まず一つ言えるのは、今の時代にここまでの作品を世に送り出したトム・クルーズはじめ、この作品の製作に携わった全ての方々に感謝しかないです。
コロナ禍の影響で何度も公開延期を重ね、配信の話もあったものの、それでも映画公開だけに踏み切ったのは本当に製作陣のこの映画にかけた思いがそれだけ強かったからだと思います。
というのも、本作を観れば十分それが伝わってきます。
興行収入130億を超えた映画の名は、伊達ではないです。

何より、今CG技術がすっかり普及した現代のハリウッド映画界で前作同様に本物の戦闘機を使ったアクションシーンが、更にグレードアップした状態で劇場で堪能できたのが大きかったです。
あの映像や音の迫力感に関しては、配信や円盤で味わえるものではないと思いますし、映画館でだからこそ、体感できたものだと自分は思います。

また、登場人物も本当に魅力的で、なかでもハングマンはどこか前作におけるマーヴェリックを彷彿とさせるキャラだという風に自分は感じました。
ハングマン役の俳優さん自身も、最初はどうやらキャラクターに魅力を感じることができず、役を辞退しようとしたんですが、憧れのトム・クルーズに説得され、役を引き受けたという逸話があったようです。これだけでも熱いですね。

そして、人間ドラマもとにかく濃密で、個人的にはマーベリックとグースの実の息子、ルースターの関係性が良かったです。
過去の確執があったせいでなんともいえない関係になってた二人なんですが、最後にはお互いを認め合う所が本当にグッときました。

音楽も、やっぱり出だしの『Danger Zone』が最高でした。
ちなみに自分は、ビーチのシーンで流れたOneRepublicの『I Ain’t Wooried』がお気に入りの曲の一つとなりました。

暫定ではありますが、今年に観た新作映画のなかでは、ベスト1の作品です。
AmiHaru

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