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金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキストのwinotakeのレビュー・感想・評価

3.7
これよく公開できたなぁ〜と思ったら日本公開は韓国公開から2年後。やっぱりあちこちから反対があったと推察される。
日本の政治家が外国に対して抗議しないと言うコメンテーターがいるが、抗議できない理由の一つには自分に後ろ暗い事があるからでは?自分達の否を認めた上であれば意見や抗議もできるのでは。そんな事をこの映画から改めて感じた。
でも、安心してください。この映画には良識的な日本人も出てきます。

もうちょっい長くても良いので朴烈と文子の同居生活の場面があっても良かったかな。意外とあっさりなのに文子の印象が強く残ったのはチェ・ヒソの好演の賜物。そして、イ・ジェフンって共演女優を輝かせる俳優だな。

そのチェ・ヒソとキム・ジュンハンの日本語が完璧。
チェ・ヒソは幼少期から思春期を日本で過ごしたと聞いて納得。キム・ジュンハンの出自は分からないけどで、ここまで上手い韓国人男優は初めて。

朴烈と文子、二人の最後の写真がすごく良い。
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