nutsshell03

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキストのnutsshell03のレビュー・感想・評価

3.6
大正期、実在した無政府主義者・朴烈と金子文子。爆弾を作り皇太子の殺害を計画していた。爆弾の現実味はあまりなかった感じだが、同士達を守るため、その理由もあり大逆罪で起訴される。

金子文子演じるチェ・ヒソが間違うほど日本人の雰囲気がある。また、収監されていた時の写真撮影のシーンなど本当にあったのか⁈と思うくらいだが、金子文子が日本人だったからなのだろうか。

収監中や裁判中2人には何故か敵にすべき日本人の心を動かす魅力があったように感じる。

やはり同じ民族でとても近い敵国同士、故に憎しみも愛しみも倍増するのだろうか、時代背景も重なり求心力のある映画だった。
nutsshell03

nutsshell03