あやか

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキストのあやかのレビュー・感想・評価

2.8
まず日本でも、国民の不安をかわすために、特定の民族への敵意を煽るような、現在の韓国政府が日本に対してとっている手法を使っていたことに驚いた。もう少し当時の時代状況や背景をもっと知っていたらより楽しめたかなと思った。

逆境を逆手にとって、自身の主張を訴える二人の姿がいろいろ勉強になった。

密偵では目を覆いたくなるような拷問シーンがあったので、痛々しい場面があるかなと不安だったが、そんなことはなく、権力に対して抵抗する二人の姿はどこか陽気な感じだったし、監獄の見張りの警官や弁護人のお兄さんなど二人を理解してくれるような人が周りにいて、そんなに痛々しくなかったのがよかった。

最後に、文子は殺されたのかが気になった。
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