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金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキストのこっすんiのレビュー・感想・評価

4.5
韓国でのタイトルは「박열」。英題は「Anarchist from Colony」。で日本は「金子文子と朴烈」。
日本向けにつけられたタイトルなのかなと思ったら、内容見たら、日本のタイトルが一番相応しかった。
大正期の関東大震災当時のお話なんだけど、まあ金子文子が一番狂ってるし(熱情してるし)。
韓国映画や韓ドラマニアの人には是非とも見ていただきたい映画。これは日本じゃ作れないし。
仮に日本なら重いドキュメンタリータッチにしそうな所をきっちりエンタメ風に仕上げてるし。
昔はこうゆう金子文子みたいなおっかさん日本にも沢山いたなあ。韓ドラの어머니みたいな人。
金子文子役のチェ・ヒソと初めて認識したのは、BBCドラマのリメイクでありながらオリジナルを越えた出来の韓ドラ「ミストレス」(傑作)で。
子供の頃、大阪で育ったらしく、日本語はnativeに近いんだけど、映画上、ちょっとだけ違和感があるのは、日常会話ほどイントネーションが現代な所(いや、他の役者さんの日本語に比べたら些細な事なんだけど、大正の人はあんなイントネーションではないし)。
とりあえず、本作でチェ・ヒソに興味持った方には、韓ドラ「ミストレス」をおすすめ。
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