汀

寝ても覚めてもの汀のレビュー・感想・評価

寝ても覚めても(2018年製作の映画)
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大島育宙さんが、「花束みたいな恋をした」の考察で挙げていた映画。
唐田さん、可愛いよね...あんな形で有名になってしまった映画だったけど、作品としてよかった。キャラ設定がしっかりしていて、みんな行動に違和感がなかった。掴めない人物もいたが納得感があった。
魅力はわかるけど、だからこそ理解と信頼はできないと思う。

以下ストーリーと感想↓
仲のいい4人組で集まりお酒を飲んで踊っていた時、朝子が別の男に近寄られたのを見て、麦は蹴りを入れていた。
二人でバイクに乗っていた時、事故を起こし、道路に寝っ転がった状態でキスをしていた。
二人とも、普通じゃないなと思った。

その後、東京で麦にそっくりな亮平と出会う。初めは、麦とそっくりな亮平に戸惑うが、震災を経てお互いが大事な存在と気づく。(恐怖→安堵の流れがコンパクトでうまかった。「最高の離婚」や「First love 初恋」でも二人の気持ちや関係を進展するきっかけになる。)
プロポーズを受け大阪に戻ることを決めた朝子だが、麦に再会し気持ちが揺れる。
朝子は「亮平といた時期を“幸せな夢”、成長したと思い出し、麦と再開した時に何も変わっていなかった」と言う。

私からすれば、麦といたころの朝子は意味がわからなかった。亮平の前では彼女のそんな部分を隠しているのかなあって。
また、亮平が朝子を許さないスタンスが一貫していていいと思った。

演劇をきっかけに付き合った友人夫婦からカルチャーの匂いがして、「これは花束のような関係になるのか」とも考えたが、じっとりした、邦画、だった。

ジンタンの可愛い特集
https://youtu.be/f7gHwM0ECgQ
汀