汀さんの映画レビュー・感想・評価

汀

架空OL日記(2020年製作の映画)

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さすが向田邦子賞

のんびり見れるのでいい。坂井真紀さんの小野寺課長がいい味出してた。ちょいずれてるけど言いずらい、仕事のできる女性像。食品サンプルの印鑑の流れ好き。ちゃんと全員に言って回る「私」も気
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のだめカンタービレ 最終楽章 前編(2009年製作の映画)

4.0

母親とこの映画の話をした時に急な方向転換に戸惑っていたようで「ドラマの方が好きだな」と言ってた。割とそういう人多そう。音大生の日常シーンも好きだったからわかるけど...
私はのだめちゃんが悩んで、音楽
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終わらない青(2009年製作の映画)

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土曜日の昼に見たから大丈夫だったけど、平日の夜だったら元気なくしてた。
結局救われないし、その兆しも見えずに終わった。ただ辛い楓ちゃんを見るホームビデオ。

暴力や性暴力が直接的に映されるので苦手な人
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国宝(2025年製作の映画)

4.5

面白かった〜なんてこった、こんなに濃い映画だと思わなかった。生で歌舞伎を見ているような臨場感。音楽の緊迫感。演者の吐息や着物の擦れる音、映画館で見れて良かったー!

ダブル主演だけどほぼ喜久雄の半生。
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ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

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ずっとみたかった!!
原作未読、ドラマも未視聴。

宮崎あおいさんの柔らかい雰囲気が大好き、現代の精神病患者の多さもあってこの映画の晴子さんのような方はどのような対応をされるのか観てみたかった。

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サブスタンス(2024年製作の映画)

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疲れたよー
個人的にだいぶ引っ張った終わり方だなぁと思った。撮り方や音楽が好きな映画だった。
序盤のシンメトリーな画角や色がパキッとした画面大好き。エリザベスの活躍を並べた廊下や淡白なロッカールーム、
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.5

前回は映画館で観たので歴史や登場人物がわからなくてモヤモヤしてしまったけど、家でウィキペディア駆使しながら観たので結構理解深まった!面白い!!
スパイ映画よりも反戦映画として好き。国のために死ぬ、それ
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

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可哀想ななんでも鑑定団

オールドマンの老け具合が後半に大きく加速していていい。身なりを整えていないだけでも、これほど老化を表現できるのか!
ラストもいいなぁ、きっと彼はクレアを待ち続ける。しかも引き
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

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なぜか日曜の夜に見たくなるのよ

ペドロ・パスカル演じるウイスキー好きなんだよなぁ。西部劇おじさん大好き。最強の味方は最悪の敵になりうるのか。キングスマンの新キャラみんなかっこいいよ...

ドラッグ
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友罪(2017年製作の映画)

4.5

酒鬼薔薇聖斗の手記を読んでいるので本作にも興味を持った。今作では鈴木(青柳)のエピソードに重なるところが多かった。

瑛太さんの演技がすごい。もちろん瑛太さん以外の方も素晴らしく見応えのある邦画を久々
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ネムルバカ(2025年製作の映画)

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生活のシーンが大学の時好きじゃなかった友人を観ている感じで、へーとしか思わなかった。
私は貯金したり勉強したり、やることがあるから共感できなかったのか...もしくは年とったから現実を知ってしまったのか
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片思い世界(2025年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

映画を観る前に我慢できずにシナリオブックを読んで、泣いてしまいました。加害者と被害者家族のやりとりが過去作品を思い出させ当時のドラマファンは好きだろうなーと、私もです
死んでしまった人は可哀想だ、と考
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モアナと伝説の海2(2024年製作の映画)

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姉のおすすめ

1作目よりちゃんとパワーアップしてる
まず挿入歌が素晴らしかった。1作目から音楽がいいのは変わらず、曲数も増えた?打楽器が好きなので、ズンドコしている音楽が好みだから全曲よかった。
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

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はじめましてパーフェクトブルー

インティマシーコーディネーターという仕事が当時あったのなら未麻があれほど悩まずに済んだのだろうか。期待されることに答え続けなければ生き残れない業界なのか、そうなのかな
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あんのこと(2023年製作の映画)

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観てて息が苦しかった

すごく辛かった。幸せになれるかなと思うたびに色々な不運で引き戻される。
産まれる環境は選べない。娘を「ママ」と呼び暴力を振るう母親も運で、コロナで仕事が無くなったのも運。多々羅
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.4

面白かったー!こういう「ものづくり」をする人の映画大好きー!
業界縮小する時代劇の世界に乗り込み謙虚で素直に頑張る高坂、夢に向かって努力する山本、「命を奪った」という経験を擬似的に体験しなければならな
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

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わからなかったし、わかったふりができない映画だった。洋画を見た後の感覚に近い。日本語なのに別の生活圏の人を観ているよう。カナの何を考えているのかわからない感じたまにこういう人いるけど、男性に多いような>>続きを読む

サイレントラブ(2024年製作の映画)

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大学生の時いた場所で撮影していたようなので観ました。撮影当時、作品名は伏せられていたけど夏だったのできっとこの作品だと思います。
緑が綺麗に撮られてて嬉しかった、あと車窓から風を受ける浜辺美波さんの横
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神様のカルテ(2011年製作の映画)

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患者に対して真摯に向き合う医師の栗原先生、妻の榛名。
死亡診断書を書く栗原先生の丸まった背中、小さな机、机上の書類や文庫本が印象的だった。彼が命に対して懸命に向き合い、涙を流さないよう強くなったことを
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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

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不思議な映画だった。
夢に特定の人物が出てくると、その人に対してなんらかの感情を抱く。気になったり、心配になったり...

私の中で、魔法使いの弟子のかっこいいニコケイで止まっているから「おじさん」と
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

2回目!
1週間を繰り返すループもの。
記憶が残ったままリープされ前向きに捉えながら、完成度の高い仕事を目指していく。

色合いがポップで、挿入音楽がいい。仕事の多忙さを、キーボードのタップオンや取引
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

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ループ作品といえば!上田誠さん!京都が舞台なの嬉しかった。

2分間、全員がループを認識しながらお互いの関係を見つめ直したり、ループを回避する方法を模索する物語。

同じ2分を繰り返すだけなので面白く
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浅草キッド(2021年製作の映画)

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みんな演技上手い。正直、上手下手はよくわからないけれど、違和感なく、浮いている演者がいなかった。

麦ちゃんの歌が聴けてよかった
ストーリーは、それぞれの葛藤が入れ替わり映し出され、どちらかが喜、どち
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.5

日本語大好き人間なので、テーマからすごく刺さった作品でした。本当によかったです。

1995年「大渡海」という辞書を作るため奮闘するお仕事映画。
「右を説明してみなさい」、わからない人に説明するには本
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I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

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自分の中にローレンスとアラナがいる感覚だった。
劣等感と優越感。

私もローレンスのような反抗期もあったので、自分を見ているようで辛かった笑
夢を諦めたアラナを見下すローレンス。大概の社会人は夢叶わな
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ファーストキス 1ST KISS(2025年製作の映画)

4.0

私は坂元裕二脚本が好きだ!塚原あゆ子作品も好きだ!松たか子出演作も好きだ!だからこの映画を観ない理由はなかった!そういう人も多いと思う!

予告で予想ついたけどタイムリープものは大体死を回避できない。
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恋は光(2022年製作の映画)

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雑誌アンドプレミアム 生方美久「心に寄り添う映画の言葉。」より

恋・大学・本好き、この3軸が揃った時、森見登美彦がチラついてしまった。四畳半神話大系の「私」のような西条。
永遠と「恋の定義」について
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探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

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はじめまして、探偵はBARにいる
ドラマ人気からの映画化だと思ってた、すごく人気作品なんですね。

2000年初期〜の探偵、楽しそう。今はインターネットの時代なのでこういう探偵バディものって難しいのか
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俺物語!!(2015年製作の映画)

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見覚えあるな、と思ったら宮城で撮ってた!
原作未読なのでなんとも言えませんが、実写ならではの違和感(現実から浮いてる感覚?)が少なかった。
剛田、砂川、大和がそれぞれのことを思い合っててよかった。
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

4.0

おそらく自閉症だと思われる忠さんとお母さん、ご近所さんの話。これがリアルだし、生活だよなって思った。

幼少期、近所に障害の子が引っ越してきたことを思い出した。私はその子の2個上だったけど、私よりも力
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

4.5

すごく好きな映画です
何回も観てます。
今作でロバートの声を担当した藤原さんが大好きで、亡くなった4/12になるとこの映画を思い出します。

挿入曲がMRI撮る時と似てる気がするので
観るたびにMRI
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

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※私が生死の世界をうまく想像できないことをご承知ください。

映画の序盤で死後の世界のルールが一気に説明されるので理解しきれなかった。ずっとよくわからない状態で見てしまった。
メンター(多分魂を導く存
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市子(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見ていくうちに市子に関して紐解けていく。最後の「幸せな瞬間」があったとしても彼女に同情してしまう。あの幸せがずっと続いて欲しかった。

月子として生きていく中で市子であると告白するが、市子という存在を
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ポテチ(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

生方美久さんが「心に寄り添う映画の言葉」で挙げていた一作。

2011年3月の震災後、8月末頃から撮影し2012年に公開。12年前の仙台はこんな感じだったのかぁ...

・「間違えてもらって、かえって
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

移住者や留学生の差別を取り上げた映画だと思った。犬を助けたドルジとペット殺しを許さなかった琴美、琴美のために復讐しようとした河﨑、優しさの映画だった。

前半1時間はよくわからなかったが、
後半でしっ
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

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大島育宙さんが、「花束みたいな恋をした」の考察で挙げていた映画。
唐田さん、可愛いよね...あんな形で有名になってしまった映画だったけど、作品としてよかった。

朝子は「亮平といた時期を“幸せな夢”、
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