人は愚か。でも人生は素晴らしい。
取って付けたような言葉だが、一度冷静になってみると、そんなことを思う。
良かったけど、胸がざわついてしょうがなかった。何年経っても解けない呪いのような恋の描き方がとても生々しかった。
あんな衝動的に行動する奴、危なっかし過ぎるだろ…
そして亮平氏、懐深過ぎるだろ。
自分のすべての感情に正直に生きてしまえば、幸せかもしれない。楽かもしれない。ただ、そういう人は必ず周りを振り回し人を傷付ける。子どもの時から、「嘘つきは良くない」と教えられるが、場合によっては正直なことほど残酷なことは無い。
それにしても、麦(ばく)の動物のような亡霊のような佇まいはいったい何だったのか。あいつは何を考えていて、何がしたいんだ。とりあえず、いつか痛い目に遭ってほしい。
最後の二人のセリフが味わい深くて良かった。
あと、猫がめちゃくちゃ可愛い。
猫がめちゃくちゃ可愛い。
(大事なことなので二回言いました)