面白い。
観る人によって感想がだいぶ変わってきそう。
所々、共感できる部分もあって胸が苦しくなった。人はすぐに恋人とか友達とか、彼氏とか彼女とか、わかりやすい言葉ではっきりカテゴライズして安心しようとするけど、そんなものに大した価値があるとは思えない。”変”な関係でも、いっしょに居たその時間は嘘じゃない。価値観が違う人から見れば馬鹿げたことでも、当事者にとってはそれがすべてだったりする。みんなが簡単に「幸せ」とか呼ぶものは、実は狂気と紙一重なのかもしれない。
つくづく、恋は呪いだと思った。縛り付けられて、もがいても簡単には逃れられない。幸と不幸、希望と絶望は表裏一体。好きな人と付き合って、結婚すれば幸せとは限らない。人間関係はそんなに単純じゃない。
登場人物みんなにダメな所あるし、「なんだこのクズ男！(女！)」と思う場面もあるけど、結局全員のことを嫌いになれなかった。誰かと親しくなったり、親しくなりたいと願うとき、必ずどこかで他の誰かを傷付けている可能性はある。誰も傷付けずに幸せになんてなれない。
仲原くんが一番感情移入してしまった。仲原くぅぅぅぅぅん！！！という気持ちになった。仲原、幸せになれよ！！
Homecomingsの主題歌も良かった。
