原作を読んでいたので、観たかった一本。
原作より踏み込んでいるし、設定はちょっと盛り込みすぎている気はした。
気持ちはわかるけど、実際には人としてやってはいけないことってある。それを眼前(スクリーンの中で)でやられて、これって、ハタから見たら最低の行為なんだな、って改めて思った。
でも、自分が朝子だったら、やってしまうかもしれない。
人を傷つけることと、自分の本能のままに行動することが表裏一体になっていることってたくさんある。行動して初めて本当に望んでいることに気づくこともある。
誰しも自分自身としては一度しか生きられないから、こんな風に映像や文章の中で、違った決断をした場合の人生を体感してみるのだろうか。
東出昌大は、今まで見た中で一番よかった。