湊かなえの短編集「望郷」全6篇の内の2篇を映画化。原作は未読。
架空の島が舞台。
夢都子と航のそれぞれの話。
夢都子は旧家に生まれ、祖母が取り仕切る家が大嫌いで母親ともギクシャクしていた。
そしてある出来事があり、母の反対を押し切って結婚をする。一人娘だったため夢都子が婿を取るようにと言われていたが家から出たい夢都子は勘当と言われても結婚を選んだ。
ある出来事が母娘に重くのしかかっていた。
航は父親と同じ教師になった。
だが航も父親との確執があり父親がどういう教師だったのか知らなかった。確執の原因になった後に癌で父親が亡くなったからだ。ちゃんと話をしないまま父とお別れをしたいた。そんなある日クラスでいじめがありいじめられた女子が不登校になる。
改めて父親はどんな教師か知りたくなる。ある日父の墓参りに行った先で父の教え子に出会う。教え子の話を聞き父とのわだかまりが消える。そして自分の教え子に父が話した事を話す。
夢都子より航の話の方が良かった。
航が不登校になった女子に話しかける言葉がとても素晴らしくて涙が出ました。
全体的に画面が暗かったけど、夢都子と母の確執がなくなった時は画面が明るくなった。
ロケ地は因島でドリームランドは福山市のみろくの里だそうです。
2日続けて広島が舞台の映画を観ました。
全体的に重い感じでしたが良かったです。