いとうさき

さよならの朝に約束の花をかざろうのいとうさきのレビュー・感想・評価

5.0
ポスターキーヴィジュアルの二人の関係性とか、「愛してよかった」の意味がわからなかったけど…見てみて、納得。
「愛」の意味の深さを感じた。
考えさせられた。

「愛する」ことで生まれる責任感とか、愛するもののために動く力強さ、人間味が後半になるにつれて、主人公にだんだん色味がついていくのを感じた。

見た目は、か弱そうな少女なのに、とても強く美しい女性になっていく様、そして、愛する者との葛藤する姿に、切なく胸が痛むこともあったけど、嬉しさも悲しさも…色んな感情が入り乱れた涙が、たくさん流れた…そんな映画でした。

一つ一つの台詞・言葉がとても詩的でまるで、小説のような美しさで、それがまた、映像・音楽の美しさと相まって…本当に素晴らしい素敵な、芸術作品でした。