名作ではないが、まずまずのアクション映画。
一昔前のフランス・ドイツ製作なら、それだけで肌に合わない(芸術的過ぎて?感性が合わない)ところがあったけど、最近は面白くなったものだ。
全体的にテンポが今一に感じた。
1944年当時に街が破壊され、ナチスの金塊は破壊された街とともに湖に沈んだ。
その回想シーンが冗長と感じた一方で、金塊奪還の作戦の進行はカット割りが過剰に多用され、無駄に忙しなく感じた。
この映画の見どころは何と言っても、
シルヴィア・フークスが出ているところ。
鑑定士と顔のない依頼人でも素晴らしい演技を披露されていましたが、彼女が出演しているだけで映画の格が上がるというもの。
金塊を見つけた時に水中ゴーグルから覗く笑顔も金塊の輝きより眩しいっ!
…。
リュック・ベッソン製作のわりには笑いの部分が足りなかったかな。
リュック・ベッソンって、強烈な個性を持つ主役とユーモアを撮らせて光る監督だと思うんだよなぁ。