本作を、自分は友人と二人で劇場で鑑賞しました。
何故かその時アバターとアサルトガールズ、どちらかを観に行こうという謎の二択になり、アサルトガールズの下馬評のあまりの悪さに、逆に興味がわいてしまったのです。愚かなことに。
しかし、自分はこの選択を心底誇りに思います。あんな映画体験は中々できません。
周囲をゴッリゴリの押井ファンにかこまれながら、必死に笑いを咬み殺し、その度に殺気のこもった目で睨まれる地獄のような90分。
いや、きっと彼らだって心の中では気づいてた筈なんです。それでも必死に現実をみないようにしていたんです。
悪ふざけとしか思えない、鬼のように長い冒頭の状況説明。
寒過ぎる菊地凛子のキャラ。
繰り返されるカタツムリギャグ。
焼けくそのようなラスト。
そうですこれはまごうことなき糞映画!!糞映画ですよ!!
そしておそらく押井監督も半ば意図的なのではないかという節があるので心底恐ろしい…
当時はアバターを観にいかなかったことを海よりも深く後悔してましたが、それも含めて今では最高の映画体験でした。おそらくアバターを観に行ってても、これほど心には残ってなかったでしょう。
あ、勿論わざわざレンタルして鑑賞するなどの行為は全くお勧めしません。
エンディングのタイトルバックが一番面白かったです。