自分もジャケ写にすっかり騙されたクチです。
唯一のまともな大人ボビー、心から同情する。こんなところでのモーテル経営はホントに大変だろう。
この映画の目的がアメリカのリアルを知ってほしいっていう意味なのか、それともファンタジーとしてみるべきなのか。
いくらカラフルな演出をしても誤魔化せてない不快感。
何でもおしゃれにすればいいってもんじゃない。
子供も親も暴言やイタズラ、暴力的な虐待はないにしろ、もろネグレクトが横行。子供が放置されてるから現れる子供狙いの性犯罪者。
肉体的に虐待してなければOKなのか?ある意味ホラー映画よりもよっぽどコワイ。
日本でもカンヌ受賞した柳楽優弥主演の「誰も知らない」を久々に思い出した。今回象徴的なのはディズニーワールドの隣ってこと。モーテルの名前もその名も「マジック・キャッスル」。
全然マジックでもキャッスルでもない。
色々不快なシーンは多かったけど、一番不快なのはあんな小さい子供が下ネタばっかりしゃべってるところ。なかなかの衝撃でした。
しつけなんて受けてない親が子供を育てて、多分この子供たちもまた同じように親になってまた子供を育てるけど、しつけなんてできなくての無限ループに終わりはあるのか?
なんというか色んな意味で見てられない映画だった。