鮮やかな色彩と賑やかなモーテル。
現実的なストーリーと非現実的な景色のコントラスト。
子供の目線、つまりムーニーの目線で描かれる世界はどれも輝いて見える。
とんだ悪ガキ共だ…とも思ったけどそのムーニーの無邪気な言動は母のヘイリーの言動そのものだと感じた。
ヘイリーは職が無く、堕落した生活を送っていてダメな親だなと思わせる。でも娘のムーニーと楽しそうにしている姿を見るとこれも一つの生き方なんだなと思わされた。
お互いが幸せなら求めあっているならそれでいいのにそうはいかないこの世の中。
貧困に対する姿勢は100人いれば100通りあって正解なんて一生見つからないんだろうなぁと。
ラストシーンは胸がギュッと締め付けられたのちに解き放たれた感じがした。
雨のシーンと、支配人のボビーが鳥をなだめるシーンが凄く好き。