安モーテルでその日暮らしの若いシングルマザーとその子供。
礼儀を知らず、大人からお金をせびりながら過ごす子供達よりその母親の方が気になってしょうがなかった。
底辺にいながら向上心のかけらも見受けられない彼女は何故そうなってしまったのか。より良い生活を求めず世間に唾を吐いてばかりいるのは彼女の生い立ちがそうさせてしまったのだろう。
豊かな暮らしの陰に隠れて捨て置かれたような生き方をし続ける親子は、「バカな母親の元に生まれた可哀想な子」だけで片付ける問題じゃないし、これが受け継がれてしまうものであるということも遠からぬ事実なのかなと。
美しく描き過ぎず、下品なポップさが良かった。
というか、「真夏の魔法」て…なにそれ感…。