Ryo

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法のRyoのレビュー・感想・評価

3.7
子供にとって貧困は関係なく毎日が冒険。大人が深刻になってはいけない。


ーテーマー
この映画はフロリダのカラフルでディズニーランドの近くにあるモーテルを舞台にしている。しかしそこに住む主人公は貧困に苦しみアパートも借りれず働くこともできない。娘にはこの状況を把握する事は出来ず逆に楽しんで過ごしている。

貧困を悲劇と捉えるのではなく表面だけでも楽しむ事が大事。

ー愛情を注ぐ母親ー
はたから見れば育児放棄しているようにも映る母親だが娘に愛情を注ぎ娘に悲しい思いをさせまいと毎日を楽しく過ごさせている。働き口もない援助もない、犯罪でお金を稼ぐしかないのに子供と離れ離れにさせられる。
悪いのはこの母親なのか社会なのかどっちなのだろうか。

ーラストー
そんな社会では生きられなくなった娘。そして友達と共にこの世界を抜け出す為に夢の国へと逃げるのであった。


なぜ娘の入浴シーンが多数あるのか?なぜ水着で自撮り大会を始めたのか?この辺りは細かく描かれておらず何もわからない娘の視点に合わされている。
Ryo

Ryo