こ

劇場版 アイドルキャノンボール2017のこのレビュー・感想・評価

3.6
ドン引き、もはや詐欺レベルに近い本編とは関係のないポスタービジュアル(笑)

本作、『アイドルキャノンボール』とは銘打ち、事実2017年に行われたWACK合同オーディションが舞台ではあるのだけど、ほとんどがオッサンたちがわちゃわちゃ喋ってるシーンだけ!

この作品を観て様々な感想が浮かぶと思うんですけど(岩淵氏、宮地氏の行動はどうなのかとか)、ぼくは観終わって感じたのは切なさというか。タートル今田さんやビーバップみのるさんがキャノンボールに参加してないのもデカイかもしれないけど、「いや、そもそも大前提としてアイドル相手にハメ撮りできるわけねーじゃん」という観客も監督たちもそれを認識した上で、負け戦に向かってる感じというか。「あ、やっぱアイドルにハメ撮りとか無理なんだな」というめちゃくちゃ当たり前のことなんですけど(笑)。
だから、WACKの渡辺淳之介やスペシャの高根さんから企画もらってる時点で監督たちの負けは確定してて、岩淵氏と宮地氏以外はアイドル以外の部分で点数稼ごうとするんですよね。まあそれは当然だとは思うんですけど、じゃあそもそもこれやらなくてよくね…?みたいな気持ちになってしまう。キャノンボール自体には参加しなかったみのるさんが提案した横浜キャノンボールも、いやもうそれ普通のキャノンボールやん?となってしまう。アイドルと関係ない部分で競っていいのか?

個人的には、劇中でもあるように「仕事なんだから」当然松尾隊長も仕事としてこの映画をきちんと作ったとは思うんですけど、「やっぱ高根さん渡辺さん、無理やりにでもアイドル相手にキャノンボール仕掛けたらこういうことにしかならないですわ」っていうアンサーなのかなと思った。今後もテレキャノメンバーがWACKのアイドルを撮ることはあっても、キャノンボールはないんじゃないかなと思った。BiSキャノみたいに完全玉砕するか今回のようにアイドル以外の部分で勝負するかの2択しかないんじゃないかな。落ちた子達にフォーカスするのはありかもしれないけど。

とりあえずテレキャノ2020を楽しみに待ちます。
こ