GaPTooth

あヽ零戦のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

あヽ零戦(1965年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

江田島海軍兵学校出身の夏堀の零戦乗りとしての人生を通して、海軍の零式艦上戦闘機が戦闘爆撃機として使用されるようになり、神風特別攻撃隊が編成され実戦されるまでを辿る。

昭和17年6月。
夏堀は、東部ニューギニア・ラエ基地に着任。
ここまで無敵を誇ってきた零戦も衰退ぎみ。
米国のグラマン生産と補給の拡充の差は埋められず、ひいては戦局に影響を与えるものとなっていた。
で、零戦に250キロの爆弾を積んで飛ぶ実験ようにと指示が出るが、実験飛行失敗で隊長死亡。

9月。
夏堀は、比島セブ基地着任。
古くからの友人が着陸失敗で爆死。

昭和20年4月。
夏堀は、南九州笠原基地に護衛戦闘機隊長として着任。
基地にある零式艦上戦闘機を神風特別特攻隊にすると決定される。
夏堀は、4月1日付で横須賀へ転任することを打診されるが、特攻を志願する。

♪同期の桜♪

峰岸の零戦だけ、250キロの爆弾が落ちないように針金様でグルグルにされているのを見た夏堀は、自分が峰岸の零戦に乗り込み、峰岸には自分の零戦で行くよう命令する。

目的海域の手前で、敵編隊に遭遇。
夏堀は、部下たちに「爆弾を捨てて戦え」と指示。自分は敵戦艦に体当たり攻撃で散る。
峰岸は、零戦を守る為に帰還したが、そのまま息絶える。

峰岸によって帰還していた夏堀の零戦(零式艦上戦闘機)は、長い時の試練に耐えて無事に日本に戻ってきた。
零戦には、夏堀や峰岸ら零戦乗りの想いが宿っているようだ。

※零戦の読み方について。
昭和15年に制式採用された戦闘機。
この年が神武紀元2600年だったので、その末尾の0をとって『零式艦上戦闘機』と名付けられた。略して『零戦』
当時、実際に操縦していた搭乗員たちは「れいせん」と呼んでいた。
が、戦後は「ゼロセン」と呼ぶのが自然になったという。 
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