【アメリカの音楽映画】
1942年のアメリカ映画。
20世紀初頭のニューオーリンズで、富裕な家庭の令嬢(ボニタ・グランヴィル)がラグタイムに魅せられる。やがて彼女は父とシカゴに引っ越すが、婚約者の青年を第一次世界大戦で失いながらも、音楽好きの別の青年を応援して・・・というようなストーリー。
ジャズを演奏したばっかりに裁判にかけられるという筋書きが今からするとびっくりもの。これとは別に、ニューオーリンズで黒人少年がバンドに雇われて、という副筋が盛り込まれているが、こちらが後半あまり展開されていない。
そういうわけで、ジャズ史を扱った映画ながら、白人中心的な内容になっているのは時代の限界か。その点で『ニューオリンズ』に及ばないのが残念。