凄い映画を見てしまった。
大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟を8年追った、3時間35分のドキュメンタリー。
が、ワンシーンたりとも目を離せない、物凄い質量の作品。
一般の人々と揺るがない国家との、壮絶な戦いの記録なのですが、どんどん人が亡くなっていくのです。
本編半分もいかない頃、悔しさのあまり街頭演説で泣く弁護士を見て、泣いてしまった。
怒る原告の方々たちに泣いてしまった。
日々の生活を振り返って、泣くことも怒ることも、ちょっとしかない。
自分はなんでこんなのうのうとちゃらんぽらんに生きてるんだろうと思った。
劇場には自分とおばあちゃんの2人しかおらず、それも含めて自分の記憶に残り続けるだろう。。