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宮本武蔵のmitakosamaのレビュー・感想・評価

宮本武蔵(1954年製作の映画)
3.5
稲垣×三船の武蔵1作目。
宮本村のタケゾウが本位田又八と関ヶ原の合戦に参加し敗走。お甲と朱美のいる小屋へ逃げこみ居候。
又八はお甲と朱美と旅へ。タケゾウは宮本村に戻るが山狩りにあい、沢庵和尚に大木に吊るされてしまう。
沢庵の目論見で侍としての修行の旅にでる武蔵と、後を追うお通。

青年期のタケゾウが侍のムサシに成る可く旅立つまでが第一部。
しかし、この時期のタケゾウは15〜16歳だろうに。流石に当時の三船が演じるには多少無理が有る気がする(30代後半くらいか?)こんな威厳のある10代イヤだよ(笑)
とは言え、3作通じての武蔵の成長劇を、作品毎に上手く演じ分けたとは思う。今作の強がってはいるが大人に成りきれない弱さをキチンと表現しているのは見事。

又八が三國連太郎。割と合ってる。
お通が八千草薫、朱実が岡田茉莉子。二人とも超可愛い。
沢庵は尾上九朗右衛門ですって。ぶっちゃけ演技ヘタいなぁ。棒読みじゃん。

武蔵が大木に吊るされるシーン。よくあんなロケーションがあったなと驚く。あの再現度の高さは凄い。
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