セッセエリボー

スティールパンの惑星のセッセエリボーのレビュー・感想・評価

スティールパンの惑星(2015年製作の映画)
3.8
スティールパンは録音だとローファイ過ぎて音の迫力が伝わりづらいので上映後にライブやってくれて良かった。
現代(2013年)のスチールパンパノラマを幾つかのバンドと奏者にフォーカスしながら追いかけつつ、並行して回想のようにパンの歴史を振り返っていく。過去の奥行きを感じつつ現在のシーンが何となく掴める良作。色々な側面を取り上げつつメッセージを持たせようとするから少し散漫な印象だった。レベル・ミュージックとしての背景もちょっとわかりづらい。しかし本気でこういう音楽に挑戦する醍醐味ってやっぱり「私はそこにいた(I was there)」の一言に集約されるよね。