ヤッチ

スリー・ビルボードのヤッチのネタバレレビュー・内容・結末

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

こういう映画を見るために映画を見てるんだ。と心から言える作品でした。

あらゆることがあらぬ方につながって、事態がどんどん悪い方に向かっていく。マーティン・マクドナーの映画はどれもそうだけど本当に展開が読めない。見終わってみると警官のディクソンの物語だったのかな…となってるくらいだからびっくりです。
火傷したディクソンにレッドがオレンジジュースを入れるシーンがよかった。よかったけど、レッドお前お人好し過ぎるぞとも思いましたね。
それからラストシーン。最後にあんな気分にされた映画は初めてだった。妙な清々しさというか、エクスタシーというか。形容し難い気持ちにさせられました…。

サム・ロックウェルの危なっかしい感じは相変わらず最高だし、フランシス・マクドーマンドもウディ・ハレルソンも言わずもがな素晴らしい俳優ですね。もちろん他のキャストも素晴らしかった。

笑えるシーンも意外と多いから驚きです。個人的には、ABBAを聞いてるディクソンのノリ方が微妙にズレてる感じが最高でした。
ヤッチ

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