若大将オーウェン

スリー・ビルボードの若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
4.5
なるべく前情報を入れずに、見た方が良い作品ですが、上映前の町山さんの舞台となったミズーリ州がどういう場所かという情報はとても本作を理解するのに役立ちました。例えば白人警官による黒人の射殺事件などです。
見終わった後に、「これ〜(あるジャンル映画)じゃん!」と思いました。それを現代のというか今!のアメリカで描いているのがとても面白かったです。
社会的なテーマだけでなく、笑えるシーンもたくさんあって、先の読めないストーリー展開、キャラ造形の深さなど傑作と言えると思います。主演女優賞、サムロックウェルの助演男優賞と脚本賞などには必ず顔を出す作品だと思います。
この作品がトロント映画祭の観客賞を獲ったというのが、なんとも重要なことではないでしょうか。
あとはもうとにかくつべこべ言わず見た方が良い傑作です!劇場公開されたらもう一度見に行きます。wikiにかなりストーリー載ってたので、気をつけてください笑