ヤムヤム

スリー・ビルボードのヤムヤムのネタバレレビュー・内容・結末

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

二転三転と予想外な方向へ転がっていくクライムドラマ。重厚感たっぷりあるものの良いスピードで話が展開してくので、目が離せない!

愛娘がレイプされ殺人事件にまで発展し、警察による捜査が始まってから数ヶ月が経過。全く進展がなく、苛立ちを隠しきれない母親。そこで決断したのは、3つのでかい看板に警察への抗議を広告として設置。それを不愉快に思った警察と母親との衝突が事態を思いがけない方向へ転換していく。。、

理不尽な暴力やFワード、Cワード満載の衝突とたまに笑いどこがあったり、ちょっとウルったとこもあってびっくりしました(笑)なによりびっくりしたなのは3枚の看板から始まった復讐劇が方向転換しちゃいまして、良くも悪くもそこで終わりかーーーーってなって、でもこの満足感はなに?っていうのが見終わった直後(笑)

一番の悪は犯人ですが、それに巻き込まれた周りの人達の激しい負の連鎖と突き動かされる衝動。前半と後半でずいぶんキャラチェンします。変化なのか変動なのか、本来見せる表情なのか。ディクソンなんか最低な白人警官でしたよ。それが、それが、、、くそぅとウルウル。オレンジジュースのとこはウルウルでした。

負の連鎖で飛び散らかった登場人物ほぼ全員の感情が、後半で収束します。一向に解決に向かわず、黒人ばかりに注意がいってしまう警察へのメッセージかと思いきや、違った、、、。正義と悪という構造じゃなくて!で、それが同じ方向を向くと、深みのあるドラマに変化します。しました(笑)

キャスト陣は文句なしの最高なメンバーだったと思います。フランシスさんのブレない信念の塊みたいなとこ好きです。あの行動力は見ものだし、うまいです。

んーレビューはとっちらかったなぁ(笑)
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