Ryohei

スリー・ビルボードのRyoheiのネタバレレビュー・内容・結末

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

《怒りは怒りをもたらす》

率直に見終わった直後の感想として、ここまで複雑な要素が入り混じった作品は今まで見たことがなかったなという印象を受けました。
それだけ奥が深くて感情に難しい作品。
人種差別、性差別、身体的差別、メディア批判等々…一つの作品だけで数え切れないほどの様々なテーマが含まれている。

従来の映画ならば例えば
「人種差別」がテーマの場合、
こういう主観的差別は良くないよなと第三者目線で見られていたのが、
本作の場合は誰が"正"で誰が"悪"かと勝手に決めつけようとしていた自分自身もある意味固定観念の主観的差別として見ていたことに気付かされる。

オチや犯人については様々な憶測があるようですが、自分は最終的には復讐は果たさないのかなと思います。
というかそう願いたいです。
真犯人が誰だったかという点も、この作品では重要な議論点ではない気もします。

正直日本に住んでる自分の知見のみではバックグラウンドを汲み取るのは少々難しかった。
また色んな経験積んで少しでもわかるようになっていきたい。

ジョジョラビットでも
魅せてくれた
サムロックウェル👏🏻

P.S.
普段、映画のレビューは結構時間がかかってしまうのもざらですが、今回に関しては最長記録かも笑
それだけ難しく、評価し甲斐のある作品ということで!
Ryohei

Ryohei