このレビューはネタバレを含みます
一つの事件から幾つもの枝が複雑に分かれていく
日常の親子喧嘩とかスカしてる奴がマザコンだったり家族との他愛もない愛しい時間など
出てくる人物の裏側をリアルに描いているから感情移入する
犯人は捕まらない
怒りと哀しみ、復讐だけではなく愛がある。
・窓から投げつけられてもオレンジジュースを分けてあげる広告屋
・広告を燃やされても"恋人を大切にして"と言えるミルドレッド
・大火傷を負わされてもミルドレッドを責めず許すディクソン
簡単にはいかない生きている間に起こる煩わさしさをこの一本に凝縮させてる
人や自分を変えるのは
誰かの優しさ、死、挫折、愛、許し
肝っ玉母ちゃんと駄目駄目の警官がひとつに団結するラスト
読み取ったメッセージが多すぎてまとめきれない
犯人が見つかりますように