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スリー・ビルボードのshunのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
4.7
やっと観賞、年アカデミー賞主演女優賞と助演男優賞受賞作品
(7ノミネート2受賞)


画面の中で目まぐるしく起きる出来事の連鎖から目を離せなかった。
テーマとしてはものすごく重い。主人公の怒りに共感できる部分も勿論あるのだが、ちょっとな、、と思う部分も。本当にフランシス・マクドーマンドが凄かった。たぶん彼女の出演作見るの初めてだけれども表情と行動一つ一つが訴えかけてきて観ている側を刺激する。

あまりにも今の自分の環境とかけ離れているかなあと思ったがよく考えてみるとこんなに表に出されていなくても同じような事件や危険、その背後に流れる人々の苦しみは世界中どんな形であっても存在している物でもあると思った。

ものすごく重いテーマである分コメディの所がすごく際立つ。とにかく登場人物口が悪くてユーモアもギリギリを突いてくるので最初の方はあれこれ笑っていいやつ?などと思っていましたがもう勢いに飲まれて楽しみました、、バランスがとても良かったです。

そしてこちらもコテコテの南部訛りでした。
イギリスのめっちゃ綺麗な貴族英語の作品何本か観た後に「愛という名前のふたり」、そしてこの作品なので余計アクセントに耳が引っ張られた笑

サム・ロックウェルめっちゃよかった。アカデミー賞受賞おめでとうございます!

あとウディ・ハレルソンも、、悲しいけれどなんだかやっぱり彼の演技は愛に溢れているなあと思った。

そしてアビー・コーニッシュ!(ウディの奥さん)。ウディとの夫婦役なんて観る前は想像もつかなかったけれどこの二人の愛の深さ、彼女の聡明さ、美しさ、その後の苦しみがとても良かった。ほんとに綺麗な女優さんだなあ、、

あとゲーム・オブ・スローンズファンには嬉しいピーター・ディンクレイジも。梯子押さえてるの可愛かった。

息子娘も美男美女で。ルーカス・ヘッジズ久しぶり。やっぱり感情のこもった演技するなあ。あと娘さんもめっちゃ可愛かった、、最後の会話が辛い。

元夫の19歳の彼女役はサマラ・ウィーヴィング、「ベビーシッター」の人。このキャラはとにかくおバカで場違い感凄かったけどめっちゃ面白かった、、
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