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八つ墓村のIdeonのレビュー・感想・評価

八つ墓村(1996年製作の映画)
3.0
 天涯孤独の青年、寺田辰弥のもとに手紙が届く。八つ墓村の旧家、多治見家の相続の件である。私生児として育った辰弥は、実は多治見家当主、要蔵の息子だったのである。しかし、辰弥が帰郷すると、村には奇怪な連続殺人が始まるのだった。多治見家の調査を依頼された金田一耕助は、辰弥と協力して謎を探っていくが…というお話。
 松竹で渥美清主演で映画化された作品を、市川崑が東宝でリメイク。石坂浩二版と似たテイストで、ほぼ原作に忠実に映像化され、数々の映像化では省略されていた慎太郎が登場している。しかし、良かったのはそれくらいで、豊川悦司の金田一耕助は明らかなミスキャストで、浅野ゆう子の美也子の行動原理も何だか理解しがたい。エンドクレジットに小室等の懐メロが流れるのも違和感しかなかった。
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