八つ墓村の作品情報・感想・評価

「八つ墓村」に投稿された感想・評価

こじ

こじの感想・評価

3.3
原作を読んで改めて鑑賞しました。

市川崑監督の映像表現と

役者の演技が素晴らしかった。

だけど

原作の重要な箇所が

何個か削られていて

緻密な犯罪計画が少し薄まり

犯人の知的さ、狡猾さが

減ってしまったのと

落武者の残した宝探しが

全部無くなってたのと

寺田辰也の

運命に翻弄されてる感も

薄まってしまったのが

残念でした。。
kaori

kaoriの感想・評価

3.9
市川監督作品にハマりつつある!
今回は結構穏やかな気がした。女を題材にしてはあったけどそこまで歪んで感じなかったなあ。相変わらず、フェチを感じさせるシーンはあったけど。赤く塗られた扉からのぞく女の姿とか。役者が現代でも活躍されてる方たちが多かったから馴染んで見れたのかな?

トヨエツかっこよすぎる、、。
祟りじゃ〜っ! 八つ墓様の祟りじゃ〜っ!

市川崑監督、豊川悦司版金田一。
八つ墓村は、本作と渥美清版が有名だろう。
比較して観ると面白い。どちらかというと渥美清版の方が好き。
渥美清版は、ほぼホラー映画に対して本作はあっさりした印象。
なので少し物足りない。あちらのほうが落ち武者の呪いや、村人殺しを丁寧に描いているが原作に忠実なのは本作みたいです。
ただ、渥美清版の金田一はあまり物語に絡まなかったのに対し、こちらは金田一中心に話が展開していくのは良かったと思う。

同監督、石坂浩二版5作品に比べると、ドロドロした雰囲気がまったく無くなってしまった。かなりさっぱりした印象。
金田一も弱々しくあまり好みではない。
あのジメジメした感じが最高だったんだけど、映画全体が奇麗になってしまった。

そして八つ墓村といえば、村人32人殺し。
これも、あっさりしてるのでなんだかなーである。
先にあちらの方を観てしまったので、そう思っただけかもしれないが、本作では狂気が全然感じられなかった。

最後にどうでもいい話。
本作観る方法がなかったのでAmazonビデオを初めてレンタルしました。
400円だそうです。これって高いのかな。笑

なんか色々、残念な映画でした。

Amazonビデオ/Primeビデオ

このレビューはネタバレを含みます

 
 
 
 
 
自宅(CS放送)にて何度目かの再鑑賞。市川崑監督作では初めて“金田一耕助”に石坂浩二以外を配した金田一モノ。役作りの為、撮影前から数週間衣裳を着けて過ごしたと云う豊川悦司版金田一は微妙で、この人に爽やかな笑顔は似合わない。或る程度、横溝正史の原作に忠実だが、犯行の動機や相反する八人の構図等は変更・省略されている。喜多嶋舞演じる“里村典子”が登場するのは良いが、原作より随分幼い印象。『病院坂の首縊りの家('79)』以降、監督の金田一モノは円熟味が増した反面、実験性や監督らしさが薄れ、良くない。45/100点。

・全体に淡々とした語り口で、メリハリが無く、原作から変更された犯行の動機も首を傾げたくなる。また原作では、事件解決の糸口になる(監督の金田一モノでは常連の)白石加代子演じる“濃茶の尼”のエピソードも大幅に変更されている。同じく監督常連の岸田今日子の二役“田治見小竹・小梅”は妖怪じみており、夢に出そう。

・鑑賞日:2012年3月31日
★☆ 某サイトより転載 ☆★
 
 
 
98年邦。こちらは一面の大根畑。轟警部と吉田日出子が救い。渥美清版と違い、こちらはミステリーが主眼。ちゃんと金田一が活躍するし、いつも通り戦争が話の重要なキーに。お屋敷が同じで結構上がる。

予告編で見て大変気になった30人殺しの再現。なんか違った。一徳は狂気じみててよかったんだけど、田舎の夜は出歩かないよとか、なぜ婚礼?とか冷めちゃった。なによりほっぺつやつや、骨しっかりのモブを見て、もう戦中戦後の時代は撮れないかもと思った。女優さんの所作や科白回しも無理だらけだし。
たなか

たなかの感想・評価

4.5
市川崑版ということで
野村芳太郎版をみていたのでどんな違いがあるかなと思っていたんですが、こちらの方が人物は美しかったかなと思いました
いつも通りというか暗がりでの光の入れ方が面白い
若々しいトヨエツは食い気味に喋るんですね笑
キャストから滲み出る土曜サスペンス感もありました笑
岸部一徳のキエーーーーー!!!にはちょっと笑ってしまいました
roche21

roche21の感想・評価

2.5
観ました。まあまあかな?市川崑の中ではあまりいい作品じゃないかも。豊川金田一は演技は下手だけど華があっていいですね。もっとやればよかったのに。
oyasu

oyasuの感想・評価

3.0
トヨエツの金田一さんはスタイル良すぎで親しみにくいから... 聞き込みが重要な探偵にはむいてなさそう。
Yuya

Yuyaの感想・評価

3.2
これまた 大胆なトコは堂々たる 忠実な部分はキメ細かな そんな市川節が行き届いてんだけど トヨエツの作り込みがちょっとなぁ…ビミョーに古畑っぽいのか 抑揚に急かしが感じられて ちょっと違和感

いやもう 原作が完成形だからさ 映像化っていうと おどろおどろしさの演出がどうとか言うくらいかもしんないけど 話の運びが非常にスムーズで 余分なカロリーがないから 一直線で楽しめる仕上がり

だからかな…
犬神家と比較すると なんか市川崑監督らしさが 今ひとつ不足してる気もするんだよね
ただホント ストーリー自体が名作
daiyuuki

daiyuukiの感想・評価

4.0
昭和24年、神戸、母・鶴子を失い天涯孤独の寺田辰弥は、母方の祖父・井川丑松の訪問を受けた。諏訪法律事務所で丑松と面会した辰弥は、自分が岡山と鳥取の県境にある八つ墓村の、400年も続いた資産家・田治見要蔵の遺児であることを知らされる。田治見家の使いでやって来た未亡人・森美也子の案内で村を訪ねた辰弥は、田治見家の後継ぎになるように言われ当惑した。そんな彼に濃茶の尼という老婆は、辰弥がこの村に入ると八つ墓明神の祟りがあると予言する。八つ墓明神とは、永禄9年、毛利一族に追われてこの土地に逃れて来た尼子の落武者8人の祟りを恐れた村人が建てた8つの墓のことで、かつてこの村では、尼子の残党をかくまっていた村人たちが毛利側の懸賞金に目がくらんで彼らを裏切り、裏切りの首謀者であった田治見庄左衛門が後に発狂して村人7人を惨殺、自らも首をはねて死ぬという事件が起きていた。辰弥の身を案じた諏訪弁護士に依頼された探偵・金田一耕助が村を訪れた翌朝、辰弥の腹違いの兄・久弥が毒を盛られ、金田一は早速、事件解明に乗り出した。そんなころ、辰弥は村の鐘乳洞の中で要蔵のミイラを発見する。大正末期、鶴子を溺愛した要蔵は、彼女を土蔵に拉致して折檻していた。すきを見て逃げ出した鶴子を村人がかくまったと思い込んだ要蔵は突然発狂し、村人32人を惨殺したのである。久弥の通夜の晩、濃茶の尼が殺され、岡山県警の等々力警部は行方不明になっている要蔵の弟・九野医師を容疑者として捜査を開始するが、要蔵の叔母で双子の老婆の妹・小梅がさらに殺され、九野の毒殺死体も見つかったため、捜査はふりだしに戻った。辰弥の部屋の屏風から鶴子と亀井陽一郎という男の写真を発見した金田一は、亀井の素性を求めて岡山へ赴き、鶴子が要蔵の愛人にされる前に亀井の子を宿していたことをつきとめる。八つ墓村では小梅の姉・小竹と久弥の妹・春代が新たな犠牲者となっていた。岡山から戻った金田一は、真犯人は森美也子だと推理する。彼女は以前から想いを寄せていた要蔵の甥・慎太郎に財産を相続させようと、遺産の相続人をひとりずつ消していったのだった。辰弥が要蔵の遺児ではないことが明らかになった今、全てを白状した美也子は服毒自殺した。慎太郎と妹の典子は遺産の相続を放棄して大阪へ出ることになり、辰弥も神戸へと帰った。すべてを解決した金田一耕助もまた、風まかせの旅へ向かう。
横溝正史のミステリー小説「八つ墓村」2度目の映画化。
謎解きに夢中になる少年のような金田一耕助の飄々とした魅力、真犯人の動機に金銭欲だけでなく切ない女心があったり、オカルト土着ミステリー色の強かった前回と違い、市川崑監督らしい王道ミステリー映画になっている。
ただ原作や前回の読者や観客を巧みにミスリードする「二択殺人」の要素がなかったり、ミステリー色が薄いのが惜しいけど、市川崑監督お得意のエンターテイメントとして楽しめるミステリー映画。
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