ねこまるキャット

ブリグズビー・ベアのねこまるキャットのレビュー・感想・評価

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)
3.8
『教育』×『熊』
誘拐犯に監禁され育った25歳の青年が、外の世界に出る話。

これだけ聞くと「ルーム」とかを想像するかと思いますが、この映画はもっとぶっ飛んでます🐻

誘拐犯は、主人公を愛情を持って育てていて、その教育として、毎週自主制作のビデオ「ブリズグビーベア」を作って見せているという「これ凄い設定だな」と気になりすぎる展開。

主人公はその自主制作のビデオを見て育っているので、ブリズグビーベアは主人公にとってヒーロー🦸‍♂️
人格形成の大半を占めているのがブリズグビーベア🐻

誘拐は超犯罪ですが、自主制作ビデオには、主人公の事を思った愛情が込められているため、主人公は結果として、とても純粋な人間に成長してるんですよね。

誘拐犯が警察に捕まり、主人公は外の世界に出ますが、ブリズグビーベアへの想いは消えず、映画館で映画を見た事をきっかけに「ブリズグビーベアの続きを作りたい!」というあらすじで超新鮮な設定でした🐈

誘拐犯の愛情のある育て方、ブリズグビーベアへの想いが軸となって、元の家族や、周りの人と打ち解けていく、ほっこり出来る映画です^^

注意点として、誘拐、監禁という超犯罪については、目をつぶりましょう。そこはスルーする必要がある作品です。

息子を誘拐された両親の気持ちとかを深く考えずに、"結果オーライ!結果オーライ!"と割り切る必要はあります。

凄く好みの映画でした🐈

見た事ない方で興味があれば是非^^