ほにゃららちゃぴらら

ブリグズビー・ベアのほにゃららちゃぴららのネタバレレビュー・内容・結末

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

刺さらなかった。
こんなに”この主人公に都合良く”温かい人間しかいないユートピアな世界に触れて、素敵だなぁって思えないような生き方だったとは思う。

自分の親や学生の時のクラスメイトも真逆ってのもあるけど、罪を被る事や罪に目を瞑るのが”温かさ””優しさ”だと思えない。こういうのが良い事だよっていう作品の感覚が合わない。ヒューマンドラマとしてなら人間みがなさすぎる。みんな人間か?
これがアニメやモチーフが人間以外ならまだ違和感がなかったかもしれない。

良いメッセージも出てくるけど、うわ言の薄い綺麗事感が強すぎて刺さらない。
なんか気持ち悪い感動の押し付け。

周りが協力的でお膳立てしてくれて応援してくれて好きな事をやれ、賞賛される環境は確かに最高ではある。

何が良い人ばっかりだよ。割られた窓ガラスを片付ける人、張り替える人、お金かかってんねん。あんたが主人公な世界ちゃうねん。あんたも好きで連れ去られた訳ではなく、まともな教育も受けておらず嘘を吹き込まれていて、倫理観も育ってなく好きな🐻を観てきた環境だから仕方ないけど。

20年以上誘拐犯に連れ去られてた我が子の本当の親(何の悪い所も落ち度もない被害者っぽい)が犯罪者の声が入った映画を称えてくれるってどんだけ仏な良い親やねんww
愛するペットや宝物コレクションでもはらわた煮えくり返るのに、お腹痛めて産んだ子でしょ。葛藤うすっ

親の気持ちも汲み取れないほど与えられてきたものがクマー🐻♥️クマー🐻໊♥️だけにまみれた男の映画は一発屋にならないか?
本や色んな芸術に触れてきたわけでもなく。
他の映画に対して「あんな映画要らない」とあんな映画呼ばわりで否定しやがり。
その監督にとってはこいつの🐻໊的な作品かもしれないのに同じ映画クリエーターの立場として🐻໊以外をdisるような物の言い方。どこが優しさの塊なんだよ。🐻໊の教育番組を一生観続けて何を学んだ?
ブーメランで「あんな🐻໊映画要らない!」って言われたら悲しいでしょ。そんな事言う人間は意図的に居ないが。”可哀想な境遇な自分”に対しては全肯定人間達が称えてくれ続ける世界。差別だ差別だと被害者面、弱者面を武器に実は逆差別をしてくる人種に近い。

しかもこれが女の子で、性虐待がなかったとしてもプリキュアやアイカツに置き換えてみたらどうだ。

自分はこういうジャンルならちゃんと人間みのある、人生を感じる作品が好きだし心に刺さるんだと思う。
「これは優しさで溢れてる映画ですよ」感の違和感の強さ。

これだけ高評価だとまぁマイノリティーな感覚の人間なのだとは自覚する。本当に面白い、感動するとは思えなかった。

あっ、これ「コメディ」かなるほど。